転職で事務職の正社員の求人が減少する理由は?今後の需要は

スポンサーリンク
仕事

こんばんは。今回は転職で事務職の正社員の求人数が減少している理由について書いていきます。

 

ここ数年は売り手市場と呼ばれ、学生の就活市場においては学生が有利で内定を複数もらう学生も多くいます。私が就職活動した2016年も売り手市場と呼ばれていた時期で、私の友人も内定を複数もらっている人も多かったです。

 

2018年も売り手市場だと言われていて、学生の内定率も高くなっています。

 

転職も就活と同様に売り手市場と呼ばれ、転職者が増加しています。人手不足の背景もあり転職希望者に有利な環境になっていると言えます。

 

さて、空前の売り手市場と呼ばれているここ数年ですが、転職において事務職の正社員の需要が減ってきているという記事がありました。

こちらの記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180807-00010000-binsider-bus_all

 

売り手市場のはずなのに一般事務職の求人需要が減少している理由は何でしょうか?また、今後も事務職の需要は減少していくのかも考えてみましょう。

 

個人的に要因は業務の自動化と非正規雇用の需要の2つがあると考えています。

 

記事では銀行が業務量削減を目指し、一般職の募集定員を大幅に減らしていくことも影響してきているという書き方をしています。

 

昨年、メガバンクは業務にAIを導入することで人員を削減すると発表しましたが、AIの導入やロボット化によって業務を自動化していくことが今後広がっていくでしょう。

 

AIの導入やロボット化は今すぐにできることではありませんが、将来的に導入することを考えている会社も多いと思います。業務の自動化にシフトするために正社員を減らして非正規雇用を雇う動きもあります。

 

業務の自動化が一般事務職の正社員需要の減少の1つと言えるでしょう。

 

他には非正規雇用者の需要の増加も要因の1つです。近年、正規雇用と非正規雇用の格差問題が取り上げられるようになってきていますが、コスト的には非正規雇用の方が抑えることができます。

 

つまり、正社員で事務職を雇うメリットが薄いのです。簡単な事務職であれば非正規雇用で十分ですし、非正規雇用者の中には優秀な人材も多くいます。

 

わざわざ費用をかけて採用活動を実施して正社員で雇用するよりも非正規雇用の方が安くて手間が省けるので優先されるでしょう。

 

非正規雇用で事務職を雇い、優秀で高いスキルを持っていれば儲けものです。その場合は正社員に登用すればいいだけです。

 

一般事務職は女性の応募が多いイメージです。定時で帰って家庭との両立を目指す人が多いですが現実は甘くありません。

 

私も営業・事務職(どちらかと言えば事務職が多い)で働いていますが、事務職はイメージしているほど楽ではありません。

 

一日の勤務が事務処理で終わることも普通にあります。特に経理を担当している方は決算期などは事務処理に追われることが多いと思います。

 

ポスター巻きやチラシ詰めなどは旅行会社や鉄道会社をはじめ多くの会社で行われています。

 

私の友人で旅行会社と鉄道会社に勤めている人がいますが、大きなイベントがあるときや新しい企画のPRをする時は1000以上チラシ詰めをすることもよくあると言っています。

 

私も会社でチラシ詰めをやる時がありますが、普通に1000以上は扱います。

 

事務職は雑務が多く、つまらなく感じることも多いです。飽きやすい人や面倒くさがりな性格の人には向いていません。

 

事務職の人を見下す人(年齢層が高い男性が多いと感じます)がいますが、実際にやってみたらどうですか?と思います。

 

ポスター巻きやチラシ詰めといった面倒なことをやってもらっているのに見下すような態度を取るのはどうかと思います。

 

思い切って、会社で比較的上の地位にいる人に事務職の仕事をやってみる機会を与えるのも面白いかもしれません。

 

身をもって事務職の仕事が大変だということが分かると少しは考え方が変わるかもしれません。

 

 

上記記事内で紹介されている女性は結婚後も働きたいが、営業職は嫌なので事務職を希望しているようですが、その考え方だとイメージと現実とのギャップに苦しむ可能性が高いと個人的に思います。

 

そもそも、事務職は楽だという考えは幻想です。地味ですが、時間がかかるものが多く、経理など間違えると大惨事になりかねないこともあるのです。

 

正社員での一般事務職の求人が減っている一方で、派遣社員の時給が上がっているということも起きています。

こちらの記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180806-00010000-binsider-bus_all&p=1

 

こちらの記事では派遣の時給が4000円以上の仕事があると紹介されています。人手不足が深刻で時給を上げている会社もあるようです。

 

今後、正社員に囚われなければ、働き手は多くあるでしょう。非正規雇用であっても何らかのスキルを持っていれば仕事の幅は広がりますし、時給が高い仕事にも就きやすいでしょう。

 

ただ、正社員ではないのでいつ契約を切られるか分からないという不安は付きまといます。特に今年は無期転換制度が導入されて5年目なので非正規雇用者が仕事を失う可能性もあります。

 

現在の日本社会の人手不足が続く以上、非正規雇用者はどんどん増えていくと思います。コストを抑えるために正社員を減らしている会社も多いです。

 

一般事務職の求人が減る背景にはAIによる業務の機械化やコスト削減のための非正規雇用の需要増加があると言えます。今後もこの流れは加速していき、将来的には一般事務職と言うものがほとんど無くなるかもしれません。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました