ありえへん∞世界スペシャルで埼玉県熊谷市で新幹線通勤をしている人が多くいることが紹介されました。
埼玉県熊谷市というと毎年夏の最高気温を更新しているのではと思えるぐらい、夏場の最高気温が報道で紹介されているイメージが強いです。
暑いイメージが強い熊谷市ですが、在住している人の中で新幹線通勤をしている人が多くいるようです。毎朝、満員電車に揺られて通勤している人からすれば羨ましい事この上なしです。
新幹線でゆったりリラックスして通勤できるならしたいものですが、定期代が高くなってしまうと断念してしまう人も多いと思います。
熊谷市在住の人が新幹線通勤とはどのようなものなのでしょうか?
ありえへん∞世界で紹介の熊谷市の新幹線通勤とは
熊谷市は埼玉県の北部に位置しており、北陸新幹線と上越新幹線の駅である熊谷駅があります。確かに新幹線の駅がありますが、東京までの新幹線の定期代を考えると気軽に利用できる金額ではありません。
通勤定期1か月
新幹線(熊谷~東京)69960円
在来線(熊谷~東京)30610円、(熊谷~新宿)29170円
新幹線定期の場合は在来線の定期よりも2倍以上の金額で約7万円とかなり高額です。それにもかかわらず、熊谷~東京まで新幹線通勤をしている人が2000人ほどいるようです。
会社でも通勤定期代の支給は在来線の金額であることが多いと思います。中には新幹線の定期代を支給してくれる会社もあるようですが、全額支給してくれるのはごく一部でしょう。
通勤時間は新幹線だと約40分に対して、在来線の場合は1時間10分~20分ぐらいとなっています。首都圏の通勤ラッシュは凄まじいですし、乗りたくないと思うのも分かります。
何年か前に西武池袋線の石神井公園駅の朝ラッシュを経験したことがありますが、池袋方面のホームには駅員が6.7人ぐらいはいたと思います。
赤い線の入った制帽を着けた人(赤色なのでかなり役職は上?)がアナウンスしていて、閉まらないドアで駅員が乗客を押し込むと言う光景がありました。偶々行っただけでしたが、この駅から池袋方面には通勤したくないなと思いました(;^_^A
1週間ほど前に熊谷市の新幹線通勤の記事がありました。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00010000-tvtplus-life&p=1
都心のラッシュを避けて東京から離れた熊谷に住み、新幹線通勤する理由は家を安く建てれるからだとのことです。
なんと熊谷市は都心に比べて半分以下のコストで家を建てることが出来るようです。物件にもよりますが半分以下のコストで家を持てるのは非常に魅力的です。
記事では東京駅まで40分の世田谷区成城学園の物件と熊谷市の物件を比較していますが、コストだけ見れば圧倒的に安いです。
同じ4LDKで駅からの約20分の距離ですが、熊谷市の物件は広い庭+車2台停めれる駐車場が付いています。生活環境などは異なりますが、同じ4LDKの物件でここまで差があると考えます。
同じ4LDKでも子供と遊べる広い庭と車2台停めれるマイホームが欲しいと思う人が多いでしょう。子供がいる家庭や新婚であれば将来のことを考えて、広々とした熊谷市の物件を選ぶことも多いと思います。
都心を離れて、熊谷市で暮らしたいと思う人もいると思いますがコスト的に新幹線通勤には抵抗を覚える人も多いでしょう。
満員電車は避けれますが、新幹線通勤の場合は定期代はどうしても高くなってしまいます。その条件にも関わらず、熊谷市在住の人は新幹線通勤を選ぶのかというと熊谷市の補助金を利用しているとのことでした。
熊谷市の新幹線の定期代補助制度とは
なんと熊谷市では新幹線の定期代補助制度という驚きの制度があり、この制度を利用して東京へ通勤している人が多くいるとのことです。この制度は人口減少への対策として熊谷市が行っている行政サービスです。
ただ、誰でもこの制度を利用できるわけではなく一定の条件を満たさないといけません。熊谷市のホームページに利用条件が載っています。
・転入日に40歳未満であること(配偶者でもOK)
・熊谷市内に転入すること
・住宅を取得(新規・購入)※賃貸・リフォームは対象外
・5年以上熊谷市に住む意思があること
・熊谷駅を新幹線通勤の起点にすること(熊谷で新幹線に乗換はOK)
・市税等を納めていること
※熊谷市ホームページよりhttp://www.city.kumagaya.lg.jp/kurasu/sumai/sinkansenhojo.html
手続き方法などは熊谷市のホームページに載っているので興味のある方は上のリンクからチェックしてください。
この制度の有効期間は所持している新幹線通勤定期の有効開始日から2年間です。補助金の上限は月最大2万円となっています。
補助金の支給額は、ホームページでは
1か月の新幹線定期の額-新幹線にかかる通勤手当)×1/2(2万円上限)となっています。
東京駅・大宮駅の事例から以下のように解釈できます。
(1か月の新幹線定期代-1か月在来線定期代)×1/2
東京駅の場合、(69960-30610)×1/2=19675⇒19600
大宮駅の場合、(48590ー17490)×1/2=15550⇒15500
上記のような計算になります。100円以下は切り捨てでしょう。
条件があるとは言え、新幹線通勤が出来るのは嬉しいです。熊谷市は人口減少への対策として実施しているようなので条件も熊谷市への長期在住の見込みがある人を支援するスタイルです。
新幹線通勤の感覚を覚えてしまうと在来線での通勤は出来なくなりそうです(;^_^A
社会人になって新幹線の快適さが有難いと思う人は多いのではないでしょうか?
学生の頃は青春18きっぷや高速バスを利用して東京や大阪・福岡に旅行していたのに今では新幹線を使うようになってしまったので時間が凄く早いです(;^_^A
青春18きっぷだと豊橋から小田原までの各駅停車区間が辛かったのに新幹線だと「のぞみ」に乗れば名古屋の次は新横浜まで停車しないので速いです。
もう青春18きっぷで遠出することは出来ないです(;^_^A
最後に
新幹線通勤は朝ラッシュの混雑を回避できるので満員電車に乗りたくない人には便利な制度かもしれません。ただ、全国的に新幹線通勤をしている人は少ないでしょう。
会社も新幹線通勤を認めると通勤費が跳ね上がる可能性があるのでなかなか浸透しないと思います。
人口の流出が進む地方で新幹線の駅がある自治体は人口減少対策として熊谷市は手本になると思います。
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