台風19号が首都圏を中心に大きな被害をもたらし、北陸新幹線の車両基地が水没したことで直通運転の再開目途が立っていない状態でしたが、25日に直通運転を再開するとJR東日本が発表しました。
北陸新幹線が利用できない（金沢～富山間は運行）ことで金沢～東京間への移動は迂回コースを取らざるを得ない状態でしたが、もうすぐ回復しそうです。
さて、東京から金沢に行く北陸新幹線の迂回ルートして東海道新幹線で米原駅経由で行く方法がありますが所要時間や運賃などはいくらになるのか調べてみました。
米原経由の行き方も知っておいて損はないです。
※2019年のダイヤ改正参考
東京から金沢への迂回ルート
東京から金沢へ行く北陸新幹線に替わる迂回ルートとしては滋賀県の米原駅を経由して向かうルートがあります。
東海道新幹線で米原駅まで行き、北陸線に乗り換えることになります。米原から金沢へ行くには特急しらさぎを利用するのが一番早く着きます。
特急しらさぎは名古屋駅からも出ているのですが、米原駅で進行方向が変わるために座席を転換させる必要があります。座席転換が嫌な人は米原から乗った方がいいです。
東京から米原までの所要時間と運賃
米原駅までは東海道新幹線を利用して移動することになりますが、注意しないといけないのは米原駅はのぞみが停車しないことです。
ひかりも停車する便と通過する便があり、1時間に1本だけ米原駅にひかりが停車します。米原駅は一部時間帯を除いて1時間にひかりが1本、こだまが1本停車するダイヤになっています。
東京から米原まではのぞみに乗り、名古屋でこだまに乗り換える方法か東京から米原に停車するひかりに乗るかどちらかになります。
※平日の日中
| 東京駅～米原 | 所要時間 | 運賃 | 備考 |
| ひかり（米原停車便） | 2時間11分 | 12100円 | 自由席 |
| のぞみ（名古屋乗り換え） | 2時間12分 | 12100円 | 自由席 |
米原駅の金沢行きの特急しらさぎの発車時刻を見ると新幹線ひかり（下り）の接続を取っているのかなと思えます。
9時～21時までは下り（新大阪方面）のひかりは米原駅に毎時44分着で特急しらさぎは毎時56分発となっているので12分間の乗り換え時間があります。
朝の8時台と夜の22時台は時間が異なりますが、ひかりが接続しています。
東京駅から米原駅までひかり（米原停車便）・のぞみで名古屋乗り換えでも約2時間10分ぐらいです。運賃は12100円（自由席）となっています。
米原駅ではホームを上に上がり、連絡改札口を通って在来線ホームにを降りることになります。荷物が多い場合はエレベーター・エスカレーターを使いましょう。
新幹線ホームから在来線ホームまでは5分あれば十分移動できる距離です。
米原から金沢までの所要時間と運賃
米原から金沢までの移動方法としては
①特急しらさぎ
②特急サンダーバード（敦賀で乗り換え）
③普通電車のみ
3パターンがありますが、ビジネスで利用する人は特急を使う人が多いと思うので特急しらさぎの所要時間と運賃を表にしてみました。
| 所要時間 | 運賃 | |
| 特急しらさぎ | 約2時間 | 5280円（自由席） |
米原から金沢までは約2時間（1時間50分～）です。米原駅からしらさぎは1時間に1本出ているのでしらさぎの時間に合わせて米原駅に到着したいところです。
東京から金沢まで米原経由の所要時間と運賃
例として、東京から9時台に出る米原駅停車のひかりに乗車して、米原から特急しらさぎを利用した場合の所要時間を調べると
東京駅9時33分発ひかり⇒米原駅11時44分着
米原駅11時56分発特急しらさぎ⇒金沢駅13時48分着
米原経由で行くと所要時間は4時間15分（新幹線+特急）で運賃は17380円になります。
北陸新幹線に比べると運賃は高く所要時間も約4時間と1.5倍以上かかってしまいますが、復旧するまでは米原経由で行くのが楽かもしれません。
幸い、米原駅に停車するひかりと特急しらさぎの接続がいいので東京からひかりを使うのがベストな選択のように思えます。
米原駅経由での注意点
東京から金沢まで米原経由の迂回ルートで行く場合の注意点をまとめてみました。
①米原駅はのぞみが停車しない
②ひかりも停車する便と通過する便がある
③特急しらさぎは米原から1時間に1本（下りのひかりに接続）
④特急しらさぎは車内販売がない
①～③は上でも紹介しましたが、特急しらさぎは車内販売がないので食べ物や飲み物を車内で買うことは出来ません。
米原駅構内では井筒屋というお弁当屋さんが出張販売のスタイルでもお弁当を販売しています。以前、米原駅を利用した際は愛想のいいおばちゃんがお弁当を売っていました。
これまで何度か米原駅を利用したことがありますが、新幹線到着時と在来線到着時は瞬間的に人だかりが出来るのですぐに買えないこともあります。
以前、米原駅を利用した際に新幹線到着後にビジネスマンが井筒屋のお弁当を買っていて、一気にお弁当が無くなったのでびっくりしました(‘◇’)ゞ
新幹線と在来線の連絡改札口を出てつきあたり（正面奥）でお弁当を発売しています。新幹線から在来線に乗り換える人やその逆の人が通るルートなので人の流れは多い場所です。
新幹線のホームにも井筒屋の売店はあるので新幹線ホームの売店を見てから、乗り換える方がいいかもしれませんね。
下り（新大阪方面）ホームだと前よりに売店があります。米原でお弁当を買う予定の場合は前よりの車両に乗った方が時間短縮にもなりそうです。
また、米原駅の在来線との乗り換え改札口のそばにキヨスクがあるのでこちらで買うのもありです。
最後に
台風19号による水害で北陸新幹線が完全復旧する25日までは米原経由で東京と金沢間を移動する人も多いと思います。
米原駅を初めて利用する人もいると思うので参考にしていただければ幸いです。飛行機で小松空港経由で行くルートもありますが、空港への移動に時間がかかるので米原駅経由で行く方が移動は楽だと思います。
北陸新幹線の直通運転が復活すれば東京から日帰り旅行で金沢に行きやすくなるので復旧が待ち遠しいです。
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