JR西のみどりの窓口の削減理由!トラブル時の外国人や高齢者対応は?

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インフラ

こんばんは。先ほど、JR西日本が2030年度頃までに京阪神エリアのみどりの窓口を大幅に削減するというニュースがありました。

 

 

1時間ほど前の記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190220-00412415-fnn-soci

 

普段、みどりの窓口を利用している人にとっては残念なお知らせです。京阪神エリアにある180駅にあるのが30駅まで削減されるとなると主要駅しか残らないと考えられます。

 

田舎の駅や新快速・快速が止まる駅でもなくなる可能性が高いので利用者にとっては非常に不便になると考えられます。

 

JR西日本が京阪神エリアのみどりの窓口を大幅に削減する理由は何なのでしょうか?みどりの窓口がなくなると訪日外国人観光客や機械操作が不慣れな高齢者へのサービスやトラブル時の対応はどうなるのでしょうか?

 

JR西日本がみどりの窓口を削減する理由として有力なのは人手不足だと思います。JRに限らず、日本では多くの企業が人手不足に悩まされている現実があります。

 

鉄道会社も中途採用の募集を積極的に行っているので人手不足が深刻な状態であると予想できます。みどりの窓口を維持するのが今後、難しくなると判断したのでしょう。

 

一部の駅ではみどりの券売機が設置されており、窓口でなくとも特急券や新幹線の切符を買えるので窓口を設置する必要性も薄くなっていると思います。若い人やビジネスマンは券売機で買う人も多く、機械操作にも慣れています。

 

機械で置き換えることが現実的に可能ですし、コストを抑える為には合理的な選択です。今後、機械化できる業務はどんどん機械化されていきますし、AIの導入も進んでいくことが予想されます。

 

一方でみどりの窓口が無くなることで問題となるのが訪日外国人や高齢者への対応です。訪日外国人に対しては英語表記を導入すればある程度は対応できると思いますが、機械操作に不慣れな高齢者にとっては窓口がないのは非常に不便です。

 

駅員をやっていた頃、窓口に来るのは高齢者の方が多かった印象です。機械操作が苦手な人にとって直接話が出来る窓口と言うのは安心して切符を買える場所なのです。

 

訪日外国人が増えている中で有人であるみどりの窓口を削減するのはどうなのかなと思います。サービスの低下によって鉄道が不便になることで利用者が減る可能性もあり得ます。

 

券売機の操作方法が分からなかったり、目的地の行き方が分からず窓口に買いに来る人も少なくはないのでみどりの窓口は利用者にとって問題解決できる場所でもあります。

 

また、人身事故や自然災害などのトラブル時に切符の払い戻しや利用者への案内に対応できなくなるのではないかという不安もあります。電車が動かないのに案内が無ければ利用者は不安を募らせるだけです。

 

特に自然災害時は停電が起きることもあるので機械が動かなくなることも考えられます。

 

少子高齢化で人口が減っている日本でサービスの質が低下すると利用者の減少が大きくなることも考えられます。機械化できる業務を順次機械化するのは合理的ですが、みどりの窓口を8割も減らすのはやりすぎだと思います。

 

鉄道は地域間を繋ぐインフラとして欠かせない存在ですし、通勤・通学で利用する人も観光で利用する人もいます。社会的に無くてはならない存在なので利用者の利便性は最大限考慮するべきです。

 

みどりの窓口が残る駅は、京都駅や大阪駅と言ったターミナル駅を中心に新幹線や他社線との接続がある主要駅を優先に新快速・快速停車駅で利用者の多い駅でしょう。

 

京都・大阪・新大阪・三ノ宮・姫路などはみどりの窓口が残ると予想しています。

 

業務の機械化やAI化で人件費を削減できるのは会社にとってコストカットに繋がるのでメリットが大きいですが、デメリットも存在します。

 

機械化やAI化でハード面の改善は出来てもソフト面の対応が全て出来るわけではありません。緊急時は通常と異なる対応になるので人の力がないとどうにもなりません。

 

今回のJR西日本の発表に対しては個人的には賛成できません。利用者の立場を最大限に考慮した結果が150駅のみどりの窓口削減であれば、JR西の経営方針に疑問です。

 

業務を機械化することに対しては賛成できますが、150駅のみどりの窓口閉鎖はさすがにやりすぎだと思います。今後の運営を考えるに当たり人手不足の原因を突き止めて、改善する方が優先なのではないでしょうか?

 

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