こんばんは。昼のニュースで競泳の池江選手が白血病を患っているとTwitterで公表し、世間を驚かせましたが、この記事では白血病の初期症状の特徴やチェック方法・血液検査の見方や治療法について書いていこうと思います。
池江選手についての記事⇒⇒http://interior-zakka95.com/2019/02/12/池江瑠花子がツイッターで白血病を発表%ef%bc%81今後の/
白血病は血液中の白血球が無制限に増殖してしまう病気です。なぜ、白血球が無制限に増殖するのか原因は分かっておらず未だ謎の残る病気です。血液検査の見方として白血球の数に異常があれば白血病であると言えます。
白血病は19世紀のドイツの病理学者フィルヒョーが発見した病気で、かつては有効な治療方法が確立されておらず不治の病として恐れられた病気です。現在は有効な治療法が確立されたことでかなり改善されていると言えます。
私の友人で過去に白血病を患った人がいて、白血病のことはある程度知識として知っています。その友人は今は元気で普通に働いていますが、当時高校生だった時に白血病で入院することになったと聞いて衝撃を受けました。
白血病は何種類かありますが大きく分けると急性型と慢性型の2つに分けられます。名前の通り急性型は進行速度が早く、慢性型は急性型ほど進行速度は早くありません。
急性型と慢性型にも2つのタイプがあり、それぞれ骨髄性とリンパ性に枝分かれしていて白血病の細胞の性質が骨髄性なのかリンパ性なのかでタイプが決まります。簡単に言うと白血病は4種類のパターンがある病気であると言えます。
さて、白血病の初期症状ですが急性白血病と慢性白血病で大きく異なります。
急性白血病の初期症状としては発熱や倦怠感など風邪やインフルエンザの症状と似ており、風邪だと思って血液検査をしたら急性白血病だったという事例もあるようです。
急性白血病は骨髄性もリンパ性も骨髄で白血病細胞が増加することで血液を作れなくなることで症状が出るパターンと臓器で白血病細胞が増加するパターンがあります。
急性リンパ性白血病は白血球の1種であるリンパ球が骨髄で無制限に増殖することで起きる病気です。
脳やせき髄などに浸潤しやすいので頭痛や吐き気などの症状が出やすいのも急性リンパ性白血病の特徴です。病状が進行すると膵臓や肝臓などの臓器やリンパ節に白血病細胞が入り込み臓器が腫れるという症状が見られるようになります。
私の友人が患ったのが急性リンパ性白血病でした。白血病と分かる前に倦怠感や頭痛に悩まされていたので風邪をこじらせていると思っていたのですがまさか白血病であったとは思いもしませんでした。
急性骨髄性白血病は骨髄で赤血球や白血球と言った血液細胞のベースとなる造血幹細胞の中で遺伝子異常が生じて白血病細胞が発生することで起きる病気です。
リンパ性白血病と違い、臓器の腫れはあまり見られませんが急性なので急速に症状が進行するので早期発見と早期治療が重要です。
急性白血病の場合は貧血の症状が出ることもあり、それに伴うめまいや動悸、息切れなどが起きやすいのでこれらの症状が続く場合は病院で血液検査をした方がいいと思います。
慢性白血病は急性型と異なり、初期症状がほとんどないために健康診断などの血液検査の結果、白血球の数の異常が発見されて発覚することも多いようです。慢性型は5年~6年もの間症状が現れず、出たとしても風邪の症状と似ているので発見が遅くなりやすいです。
慢性白血病は症状が出ず、進行が遅い時期、症状が現れて進行が早くなる時期、急激に進行が進む時期の3つの期間があり一番最後の時期になると急性白血病のような症状が出るようになります。
慢性リンパ性白血病は白血球の1種であるリンパ球の中のBリンパ球が無制限増殖することで起きる病気です
初期症状がほとんどなく、出たとしても倦怠感や食欲不振と言った風邪のような症状です。発熱を伴ったり、肺炎を発症することもあるようですが白血病であることには気づきにくいです。
病状が進行すると首やわきの下などリンパ接が多い部分で腫れが見られるようになり、腫れが引かないまま大きくなっていきます。
慢性骨髄性白血病は遺伝子異常が生じることで起きる病気で他の白血病と違い、遺伝子異常で生じることが特徴です。
白血球ががん細胞化しても正常の働きをするので初期症状が出ないことが多く、偶然受けた血液検査で発見されることがあります。
病状が進行すると風邪のような症状が出始め、臓器の腫れに伴う腹部膨満が現れることが多いです。腹部膨満は慢性骨髄背白血病の特徴的な症状とも言えます。
白血病は血液検査で発覚することが多いので風邪のような症状が続く場合は血液検査を受ける方がいいと思います。特に慢性白血病は初期症状がないことが多く発見が遅くなりやすいので注意が必要です。
風邪やインフルエンザの症状と似ているので白血病は見落としやすい病気です。発見が遅れるほど治療は難しくなるので定期的な検査が早期発見と早期治療に繋がります。
現在は白血病の治療法が確立されているので、昔のように不治の病と言われることは無くなりました。主な治療法は化学療法(抗がん剤治療)ですが、場合によっては骨髄移植などが治療法として用いられることがあります。
ただ、骨髄移植は患者への負担も大きいので慎重に判断しないといけません。
また、遺伝子異常が原因で起きる慢性骨髄性白血病に対しては化学療法(抗がん剤治療)以外にも分子標的治療薬やインターフェロンーα療法と言った治療法があります。
白血病は血液検査の結果で分かるので風邪のような症状が続く場合は病院で検査を受けることが大事です。風邪の症状が続いても放置する人も多いと思うので白血病を他人事と思わずに警戒しましょう。
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