バイトテロの動画がSNSで拡散する理由は?炎上の背景と企業の対策

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時事ネタ

こんばんは。今回はバイトテロについて書いていこうと思います。

 

すき家のバイトテロに続いてくら寿司やセブンイレブンでも同じような行為が発生し、従業員のモラルの低下を批判する報道が続いています。数年前にもバイトテロが横行した時期がありましたが、また同じような流れになってしまっています。

 

さて、バイトテロの動画がSNSで拡散されることで事態が発覚し炎上するという事例が相次いでいますが、なぜSNSで迷惑行為が公開されるのでしょうか?不適切な映像を公開すれば、批判を浴びることは簡単に予想が付きます。

 

迷惑行為をSNSで公開すること自体おかしいと思いますが、そのような事象が相次ぐ背景と企業が取るべき対策についても考えていきたいと思います。

 

個人的な考えとしてバイトテロが横行する背景には2つの理由があると思います。

 

1つめの理由は若い世代のSNSに対する理解不足や考え方の甘さです。20代前半の若い世代は子供の頃からインターネットやスマートフォンがあり、早い段階で使い方を覚えています。

 

使い方を早い段階で習得していることもあり、LINEやTwitter、インスタグラムなどのSNSに対しての知識はある一方で警戒心が薄れている人も少なくないと言えます。

 

バイトテロはSNSで不適切な動画や発言を投稿すれば、自分だけではなく周囲の人にも迷惑が掛かるということを理解していないから発生した事象です。

 

最近では某お笑い芸人がSNSで誹謗中傷する内容を投稿したことで大炎上し、テレビや新聞でも大きく取り上げられました。セクハラやコンプラ違反と批判が殺到するのは当然でお茶の間を凍り付かせるような発言内容でした。

 

芸能界でSNSでの投稿が大問題に発展した直後だけにバイトテロの動画をSNSで自ら発信したことはあまりにも愚かな行為です。事務所が謝罪とその後の対応に追われていたことを見れば、SNSの投稿がどれほどの影響力を持つか分かるはずです。

 

2つめの理由は労働環境の悪さです。労働に対して対価である賃金が低すぎることで従業員の不満が溜まり暴走した結果がSNSでの迷惑行為の拡散に繋がっているとも考えられます。

 

実際に飲食店やコンビニの時給は低いことが多く、業務量に対して支払われる賃金が少ないというのは多くの人が感じていることだと思います。特に学生に依存しやすい環境である飲食店やコンビニはその傾向がより強いと言えるでしょう。

 

飲食店やコンビニがアルバイトを常時募集している店舗が多いのは人件費を過剰に抑えようとしていることが原因です。非正規雇用の人が実質的に店の運営を担っているにも関わらず、賃金が低ければ人材は集まらず、人手不足の状態になります。

 

過去にすき家でワンオペによる従業員の負担が大きくなり、我慢の限界を迎えたことで従業員がストライキを起こして営業が出来なくなるという事態が発生しました。現場の従業員の事を軽視していたことがストライキを招く結果になりました。

 

人手不足の状態に陥れば、在籍している従業員にその負担が掛かります。業務量が増加しても賃金が増えなければいずれ不満が爆発するのは目に見えています。バイトテロと言う形で従業員の不満が爆発したとも考えられるのです。

 

正社員と同じ業務量を行っているにも関わらず、賃金に大きな差があり非正規雇用の人が経済的に困窮している事例は多く存在しています。バイトテロを生み出す背景には日本社会が抱える経済格差と言う問題があるとも言えます。

 

バイトテロによって企業は大きなダメージを受けますが、今後の営業方法を考え直すきっかけにはなるのではないでしょうか?自分の会社では起きていないから関係ないと考えていると痛い目を見る可能性があります。

 

企業としては他社で事例を軽視するのではなく、自社にどう活かせるかが今後の運営を考える中で大事になってきます。バイトテロを起こした従業員を断罪するだけではなく、なぜそのような事態が起きたのか原因を突き止めて再発防止に向けた対策を考える必要があります。

 

従業員もSNSの活用方法には注意する必要があります。最近のバイトテロの報道を見ればSNSの使い方を間違えれば、どうなるかは分かるはずです。

 

人のふり見て我が振り直せ」という諺があります。

 

他人の失敗を無視するのではなく、自分自身がその失敗をしないように注意することですが、今求められていることであると言えます。

 

バイトテロのあったくら寿司が該当の従業員に対して法的措置を取ると宣言しましたが、バイトテロの代償を示すうえでもその対応は正解だと思います。法的措置を取れば、今後バイトテロが起きる可能性も低くなると考えられます。

 

SNSの活用方法を間違えれば、法的措置が取られるという事例を社会に示すことはSNSでの不適切な投稿の抑止力にもなります。

 

飲食店を中心に企業がバイトテロの防止のために対策を考えているでしょう。くら寿司の法的措置と言うのは有効な対策方法であると言えます。

 

今後、バイトテロを生み出さないためには労働環境を見直すことが一番の対策になるのではないかと思います。

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