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転職理由を聞かれる面接の対策は本音と建前の使い分けスキルの向上

こんにちは。今回は転職について書いていこうと思います。

昨日の記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000097-jij-bus_all

 

大学卒業後、入社3年以内で転職した人の7割が満足していると紹介されています。

 

最近は売り手市場と呼ばれ、大学生の就職率も良くなったことである程度自分で選べるような環境になってきました。リーマンショック後~民主党政権時代の暗黒期と比べると学生にとっては非常に有利な環境で就職活動ができるようになっています。

 

その一方で選択肢が増えたことによって転職を決意する人も増えており、各地で転職セミナーや転職フェアなどのイベントが開催されています。

 

転職をする人の理由は「新しいことに挑戦したい」「自分の力を試したい」などのポジティブな例もあれば、「ブラックな職場環境から逃れたい」「人間関係の悪さ」「給与が低い」といったネガティブな理由もあります。

 

近年はブラック企業というワードが浸透し、職場環境やコンプライアンスを重視する人も増えています。まずは3年働いてみろと昔から言われていますが、その考え方は今では受け入れられなくなっています。

 

ブラック企業で職場環境が最悪の環境だと3年続ける前にメンタル面がやられてしまい体を壊してしまう可能性も高いので潰れる前に辞めるのが最善策だと考えられるようになりました。

 

職場環境やコンプライアンスを重視する人が増えたので仕事内容や人間関係の悪さが転職を決める理由の9割を占めるようになったのではないのかと個人的に思います。

 

私の会社の同期が10月で辞めてしまいましたが、仕事内容や職場環境の悪さが転職を決めた理由だと話していました。部署が違ったので部署環境まで詳しくは分かりませんが、労働環境が悪かったのかなと思います。

 

転職でも大学生の就職活動と同様に面接試験があります。違うのは仕事経験があるということで聞かれる質問も過去の職場での役割などが入ってきます。

 

転職の面接の際に「なぜ、転職をしたい理由は?」という質問は必ずと聞かれるでしょう。採用する側も相手の意志の強さや人間性・自社の環境で戦力になるかを見極める必要があるので避けては通れない道です。

 

転職に限らず就職活動でも志望理由や動機というものは聞かれるので相手にいいイメージを持ってもらえるような回答が望まれます。悪いイメージを持たれるような回答をすれば落とされます(;^_^A。

 

ポジティブな理由で転職するのであれば、ネガティブな理由の時よりは回答しやすいでしょう。面接官にプラスの理由で転職し、会社の戦力になれると自分を売り込むことが出来れば良い結果が出るでしょう。

 

一方でネガティブな理由の場合は上手く別の言い回しを考えないと厳しい状況です。「労働環境が悪かった」「給料が低かった」等の本音の理由を面接で言えば、面接官からすれば同じ理由で転職するのではないかと疑問を持たれる可能性が高いです。

 

転職での面接の際はネガティブな本音を別の言い回しで隠す建前を使って区別する必要があります。言い方を変えれば、理論武装かもしれませんが本音と建前を上手く使い分けるスキルが失敗しない為に必要です。

 

仕事内容に不満新しいことにチャレンジしたい。自分のスキルを活かして幅を広げたい。

人間関係が不満自分の強みを生かせる環境で働きたい。

 

上記の2つはネガティブな理由を別の言い回しにした例です。転職の面接ではできるだけネガティブな理由を言わない方がいいでしょう。また、面接官が理解しやすいように理由を掘り下げて考えることが大事になってきます。

 

ただ、言い回しを変えるだけでは意味がありません。すぐに面接官に見破られます。失敗しないためには理由に明確な根拠を付けることでより説得力を付けることが必要です。

 

 

就職活動でも「大企業でネームバリューがあるから」「給料がいいから」といった理由だけで面接を受けても通るはずがありません。他の企業ならもっと待遇がいいところもあると言われた際にどう対応するのでしょうか?

 

薄っぺらい理由だけで就職や転職は成功しません。理由に明確な根拠がなければ相手に必要だと思ってはもらえません。根拠があって結論に至るので根幹部分が弱ければ何も出来ません。

 

本音と建前を使う場面が日常的な生活の中にもあります。

 

学校や会社でも企画の結論が出た時に何か別の理由が隠されていると感じたことはないでしょうか?

 

例えば、「会社の売上アップの為に新しいグッズを作りたい」と企画者が上司に提案しました。

 

でも費用が高いため通常だと1種類しか無理と上司から言われてしまいましたが、企画者は何が何でも3種類作って販売したいと思っています。

 

そこで企画者は3か月後に会社として参加する大きなイベントがあることに目を付け、上司に提案します。

 

3か月後に会社として参加するイベントで新しいグッズを3種類作りたいと考えています。そのイベントは1万人以上の集客が予想され、会社のPRをするためには絶好の機会です。そこで新グッズがあれば会社の宣伝にもなるし、他のグッズの売上向上にも繋がります。

 

どうでしょうか?「売上アップの為に新グッズを作りたい」という理由に比べて説得力がありますよね。

 

1万人以上の集客が予想できるイベントで会社をよりPRするためには複数の新グッズが必要だという結論です。

 

コストは掛かるが、その分の見返りも大きいので実施したいと進言されると上司も考え直す可能性も上がりますよね?具体的な数字が入ることで相手にも分かりやすくなるのがポイントです。

 

より多くの人にリアルな現場で会社の名前を知ってもらえる機会は非常に重要であり、今後の会社の経営にも関わってくる部分でもあります。上の職に就くほど会社全体の経営の部分を考えないといけないので会社全体の売上に貢献できることは大きなポイントです。

 

本音を隠しながらも部署だけでなく会社全体にプラスであるということを説得できれば建前であろうが双方にメリットがあるので食いついてくる可能性はあがります。

 

転職においても面接官に自分を採用すれば戦力になりますということをアピールしなかればいけません。マイナスの理由で転職活動をしているのであれば、本音の部分を隠しながら面接官に採用するメリットを伝える必要があります。

 

本音と建前を上手く区別して活用しないと生き残れないのが今の日本社会の現実です。日本に限らず国際社会においても本音と建前は当たり前のように存在しています。

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