こんばんは。今回のテーマは就職活動でのOB訪問についてです。
来週から3月になり、2020年入社の学生の就職活動が解禁されます。内定を取るために学生は既に業界研究や履歴書の作成・自己分析にも追われている時期です。これらに加えて希望する企業の情報収集も行っている頃です。
業界研究や就職を希望する企業の情報収集の手段としてOB訪問があります。OB訪問とは企業に在籍している母校の先輩を訪問して企業の特徴や選考を突破するための情報を得ることです。
OB訪問と言っても学生からアポイントを取るパターンと企業から来るパターンと2種類あります。企業によって異なりますが、個人的な感覚として受験者数が多いほど、企業側からアポイントが多いと感じました。
多くの企業でOB訪問は実施されており、就職活動に置いてはスタンダードな情報収集方法となっています。私も就活時はOB訪問をしましたし、今年は逆の立場としてOB訪問に挑みます。
さて、就職活動で一般的となっているOB訪問ですが昼のニュースで大林組の社員が就活生に手を出して逮捕されるという事件が報道されていました。OB訪問で就活生に手を出すなど卑劣な行為ですが、背景には何があるのでしょうか?
また、今回の事件の原因となった就活アプリの注意点や危険性とOB訪問の注意点についてもまとめたいと思います。
昼の記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000030-mai-soci
記事によれば、就活でOB訪問中の女子大生に自宅で強制わいせつ行為をしたことで逮捕されたようです。立場を利用した最低な人間ですが、どのようにして自宅に連れ込むことに成功したのでしょうか?
初対面の相手の家に入っていくなど抵抗がある人も多いはずです。相手が異性であれば、なおさらであるはずですが、逮捕された社員の手口も紹介されています。
「パソコンを見ながら説明したい。面接指導もする」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000030-mai-sociより引用
OB訪問を喫茶店ですることは珍しくありませんが、面接指導もするから家に来てなど言う神経が理解できませんね。パソコンを見ながら説明するのは喫茶店でも出来ますし、面接指導も大林組ほどの大手企業なら会社内の部屋を使えるはずです。
わざわざ、自宅に連れ込んでまで面接指導をする意味がないですし、下心が丸見えです。
この事件で被害者と加害者が接点を持ったのはOB訪問アプリとのことで、就活アプリを活用して情報収集をする学生も多いです。アプリなのでスマートフォンやiPhoneにダウンロードすればいつでも利用できます。
わざわざ大学に行きOBの名簿を探して、連絡を入れてアポイントを取る従来のOB訪問は手間がかかるので面倒だと感じている人も多かったことでしょう。電話をするのが苦手な人にとってOBに電話することは試練だったと思います。
その点、OB訪問アプリは自宅でも使えますし、メールでのやり取りが可能なので手間もかかりません。従来のOB訪問の方法と比べると早い・手軽なのでコストパフォーマンスにも優れています。
しかし、その一方で手軽さゆえの危険性もあります。今回の事件のように言葉巧みに騙されてしまうケースや内定をちらつかせた圧力を受ける可能性も高くなるのです。何よりアプリなので大学を経由していないことも怖い点です。
就職活動は今後の人生を左右すると言っても過言ではないイベントです。ここで失敗すると正社員になることが出来ないというような脅迫感を感じてしまう就活生も少なくありません。
私が今努めている会社の内定が出たのが遅かったので、就活での失敗は取り返すことができないのではと思う期間が長かったです。本人は思いたくなくても親や周囲の人間がそのような発言をしてしまうと思い込んでしまいます。
被害にあった女子大生も就活での失敗を恐れてたのではないでしょうか?自宅に連れ込まれることに危険は感じていても就活に失敗したくないという気持ちが勝ってしまったのかなと考えられます。
今回の事件は就活生のメンタル面の不安を利用した卑劣極まりない行為です。就活のサポートをすると言って自宅に連れ込もうとする人間もいるので、特に女子大生は要注意です。セクハラやパワハラを受けた場合は大学のキャリアセンターに相談しましょう。
逮捕された大林組の社員の手口は他の企業でも起きている可能性は十分にあります。売り手市場と呼ばれる就活戦線ですがメディアが煽るほど甘くはありません。就活中は本当にしんどいですし、メンタルを壊してしまう人もいます。
スマートフォンのアプリで就活の情報収集が出来ることは就活生にとって便利な上に情報収集の時間を削減できるので利便性が非常に高いです。上手く活用すれば、就活費用の削減やメンタル面の安定にも繋がるので自分を助けてくれる存在です。
しかし、油断すると利用されてしまったり、危険な目にあうことも十分考えられます。セクハラやパワハラと言ったハラスメント行為を受けることもあるので注意が必要です。
便利なアイテムも使い方を間違えれば危険な目に遭います。特にアプリは手軽で使い勝手のいいものなので警戒心が薄くなることも珍しくありません。メリットがあればデメリットもあるということを忘れてはいけません。
OB訪問の対策として、質問内容や態度、発言などが言われますがセクハラやパワハラと言ったハラスメント行為への対策も必要です。日本社会は人手不足に悩まされており、1人でも多く人材を確保したいと考えている企業も多いです。
明らかにハラスメント行為だと感じた場合は大学のキャリアセンターに相談して、対策を一緒に考えてもらいましょう。また、そのような行為をしてくる企業は常時、人手不足に悩まされいる可能性が高いので選考を受けるかどうか考え直した方がいいと思います。
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