こんにちは。今回は中南米からアメリカ本土を目指す移民をアメリカのトランプ大統領が拒否していることについて書いていきます。
アメリカでは中間選挙が終わり、上院では共和党が、下院では民主党が勝利したことで議会のねじれが生じる結果となりました。
下院を民主党が制したことで中南米からの移民には追い風であると報道するメディアもありますが本当にそうでしょうか?
また、トランプ大統領が移民を拒否する理由は何なのでしょうか?
昨日の朝の記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181110-00000010-nnn-int
トランプ大統領が不法入国者の難民申請を拒否する大統領令に署名したと報じられています。ホンジュラスなどの中南米地域からアメリカ本土を目指す移民に取っては追い風どころか向かい風でしかありません。
この大統領令に対して人権団体は法律違反であると訴えを起こすなどの反対運動を起こしているようですが、この行動に対して疑問点があります。
アメリカに来ることはできるが、入国地点を通って入国しなければならない。私にとってこれは非常に重要なことだhttps://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181110-00000010-nnn-int
上の言葉は記事の中でトランプ大統領の発言を引用したものですが、この発言が何がまずいとは思えないです。この発言は正論であると思いますが、何が法律違反なのでしょうか?
そもそも正式な手続きを経ずに他国に入る時点で不法移民となります。
簡単に言えば、よその家に勝手に入るわけですから不法侵入です。不法侵入をすれば、捕まるので中南米からの移民がアメリカ本土に手続きなしで入れば、不法移民として捕まり、強制送還されるのは目に見えています。
人権団体はこの大統領令に対して法律違反だと訴えを起こしていますが、その国の法律を守らない人が捕まるのは当然の処置です。日本であれば日本の法律、アメリカであればアメリカの法律を守らないといけません。
正式な手続きを経ないまま不法にアメリカ本土に入ってくる移民を受け入れようとする時点で人権団体が法律を守ろうとしない姿勢を証明しています。
法律によって社会秩序が維持されている法治国家で法を守らないのは国家にとって敵勢力でしかありません。国の秩序を乱す者は逆賊でしかないので人権団体の行動はトランプ政権からすれば、賊でしかないのです。
確かに世界では貧困に苦しんでいる人が大勢いますし、彼らを助けてあげたいという気持ちは分かります。発展途上国の子供たちを支援するユニセフ募金など、間接的支援は比較的実施しやすいです。
一方で移民を受け入れるという直接的支援はそう簡単に出来ることではありません。移民を受け入れる場所の確保や食料や日用品の提供に加えてサポートスタッフが大勢必要になります。
また、これらの費用をどう賄うのかも大きな問題です。多額の税金を投入するとなると議会の反発だけでなく国民の反発を招き、政権交代に繋がることも十分考えられます。
国民からすれば、なぜ自国の人間より他国の人間を優遇するのかと不満を持たれるのは当然の流れで、他国の人間を助ける費用を自国の人間が多く賄うとなれば納得できないでしょう。その費用で国民の生活を良くするような政策を実行しろと主張しますよね。
今回の中南米からの移民集団であるキャラバンに対しての措置とのことですが、そもそも今まで不法入国者の難民申請が認められていたこと自体おかしな話です。その理論で行けば誰でも難民申請出来てしまいます。
移民に紛れてテロリストがアメリカ本土に入国する可能性は高いですし、移民とテロリストをどう判別できるのでしょうか?現実的に判別することは非常に難しいと思います。テロの
トランプ大統領が今回発令した大統領令は正論であり、法律違反ではないと思えます。国のトップとして国民を守る義務がある以上、今回の大統領令は適切です。
トランプ大統領が移民を拒否する理由として考えられるのは2015年の欧州難民危機があると思います。
2015年夏にドイツに押し寄せた大勢の移民(難民)がもたらした影響を考えれば、受け入れることはかなりのリスクを伴うことが目に見えています。
メルケル大統領が移民を受け入れると発言したことでドイツに難民が押し寄せるようになり、その途中で通過した国に混乱を招く結果となりました。また、受け入れの制限を決めていなかったことも事態を悪化させることとなりました。
大量の移民を受け入れた結果、ドイツのケルンで起きた集団性暴行事件やテロなど犯罪行為が増加してドイツの治安が悪化したことや周辺国との外交問題に発展した経緯を考えれば内憂外患の状態に陥ることは予想が付きます。
人道的政策としてメルケル首相は移民を受け入れたのでしょうが、理想と現実は全く違う結果で徐々に支持率を失ってしまい選挙でも議席を大幅に減らしたことで10月に辞任する結果となってしまいました。
ドイツの事例を見れば、人道的支援という理想とされる政策も裏を返せば国民を危険に晒すことであるということがよく分かった結果となってしまいました。アメリカが移民を拒否するのはドイツの二の舞になりたくはないと考えているからでしょう。
テロや犯罪が増えて治安が悪化すれば支持率にも大きな影響を及ぼします。治安が悪化すれば、歴代のアメリカ大統領が暗殺されている事例も少なくないことを考えるとトランプ大統領に迫る身の危険も心配されます。
ドイツの事例を考えれば、トランプ大統領の政策は間違っているわけではないと思います。テロの脅威が増している中で移民を受け入れるのは危険です。
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