ジェットスター欠航で今後の影響は?利用者の振り替えや補償は?

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インフラ

ジェットスターがパイロットの有給休暇取得のために6月の国際便・国内便合わせて54便を欠航すると今日発表がありました。

 

 

今日の夜の記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00050201-yom-soci

 

インフラ企業の突然の発表に驚いた人も多いのではないでしょうか?

 

旅行の費用を安くするためにLCCを使う人も多く、ANAや日本航空(JAL)と言った大手を利用するよりもコストは大幅に安くなるので渡航費を安く抑えることが出来ます。

 

さて、ジェットスターが運航予定だった54便を欠航するということでその便を予約していた利用者に影響が出てしまいます。欠航する便を予約していた人の振り替えや補償は今後どうなるのでしょうか?

 

 

ジェットスターとはどんな会社なのか

 

 

ジェットスターはLCCを代表する航空会社でオーストラリアのメルボルンに本社があります。LCCはローコストキャリアの略でサービスの簡素化や運航コストの効率化によって低価格で飛行機を運航する航空会社です。

 

ジェットスターはオーストラリア最大手のカンタス航空が設立した子会社で2004年から運航しています。オーストラリアと日本やインドネシア・ベトナムなど東アジア地域を結び路線を中心に営業しています。

 

 

日本のジェットスターとは

 

 

ジェットスタージャパンは2011年に日本航空・三菱商事とオーストラリア最大手のカンジス航空の3社が出資して誕生しました。

 

ジェットスターは日本のLCCの中で国内最大級のネットワークを誇り、コストの安さから学生や社会人がお世話になることも多いです。

 

日本国内のLCCの中で唯一、東京・名古屋・大阪の三大都市圏に就航しているので利用しやすいのも大きな利点です。

 

また、国際線としては3大都市圏と台湾・フィリピンのマニラを結ぶ路線や東京/大阪と香港を結ぶ路線などがあります。

 

 

東アジアにあるジェットスター

 

 

日本以外にもジェットスターの会社はあります。ベトナムにはジェットスター・パシフィック航空・シンガポールにはジェットスター・アジア航空が存在していて日本を含めて3つの国でジェットスター関係の会社があります。

 

全てカンタス航空の子会社としての営業ですが、東アジア地域に多くの路線を持っている背景には3つの国で子会社が存在していることが大きいと言えます。

 

 

ジェットスター欠航に見るLCCの課題

 

 

サービスの簡素化と運航コストの効率化による低価格での営業方法により、利用者を獲得してきたLCCですが、今回のジェットスターの欠航はLCCの課題を表面化することになったと言えるでしょう。

 

ジェットスターに限らず、他のLCCでも起きる可能性は十分に考えられる問題です。インフラ企業である分、影響が大きいのも事実ですが他の業界でも今後、同じようなことが起きることもあり得るでしょう。

 

 

人員のコストカットが裏目に

 

 

LCCは運航コストカットのために運行する飛行機の種類を少なく抑えると同時に人件費の抑制に力を入れています。

 

そのためにパイロットの人員もある程度抑えていることが予想できます。パイロットに限らず、駅員やバス運転手などシフト制の仕事はある程度余裕を持ったシフトを組むのが一般的です。

 

シフト制の仕事は急な欠員が出るとすぐに代わりの人員を用意しないと交代が出来なくなってしまいます。その結果、勤務が終わるはずの人が残らざるを得なくなってしまいます。

 

パイロットの場合は乗務時間に制限があるので超えないように勤務管理をしないといけません。航空会社によって勤務体系も異なるでしょうし、国内線や国際線かによっても変わってきます。

 

特に国際線の場合は時差があるので国内線よりも慎重にシフトを組まないといけません。

 

今回のジェットスターの場合はシフトが組めないほど人手が足りない状況に陥ったことで欠航する判断を取ったようですが、全体の人手が少ないのではと思えます。

 

 

キャンセル時の払い戻しや振り替えの適用が厳格

 

 

LCCは通常の場合は購入時期に関係なくキャンセル料は100%利用者負担になることが多いです

 

しかし、悪天候や自社でのトラブルの際はそうではありません。悪天候によるLCCの遅延や欠航に対しての対応として

 

・遅延便に乗る

・予約変更

・払い戻し

 

この3つの選択肢を選ぶことが出来ます。遅延している便にも乗れない時は手数料無料で全額払い戻しや振替便に乗ることが可能です。

 

ただし、振替便には条件があり自社の別の便への振り替えであって他社便への振り替えはありません。

 

LCCの場合は天候に限らず、自社のトラブルによる遅延や運休でも原則は自社の別便への振り替えor払い戻しのどちらかです。

 

ジェットスターは以前、欠航の際にホテルを手配する処置を取りましたが例外的な対応であり基本的にホテル手配をしてくれる可能性は低いと言えます。

 

LCCはサービスを簡略化していることで価格を抑えていますが、異常時における対応は大手ほど手厚くありません。ANAやJALの場合は費用は高いですが、異常時の補償はしっかりしています。

 

 

ジェットスターの対応はどうなるのか?

 

 

記事では他社便を含めた振り替えや払い戻しの対応を行うとのことですが、「他社便を含めた」と言う表現であることから必ずしも他社便の振り替えがあるとは限らなさそうです。

 

原則は自社便での対応か払い戻しということになるのではと予想しています。

 

LCCなので振り替えや払い戻しにかかるコストを最小限に抑える必要があるので当然の対応なのかもしれませんが利用者からすると納得が出来ない部分もあるでしょう。

 

7月以降は通常通りの運航を行うと発表していますが、今後も同じことが起きる可能性も十分に考えられるでしょう。夏の繁忙期でパイロットが休めなかったので10月頃に同じようなことが起きそうな気がします。

 

 

まとめ

 

 

今回のジェットスターの欠航はパイロットの有給取得のためと不測の病欠者が出たためと記事では書かれていますが、不測の病欠者や有給取得を考慮して人員確保とシフト編成を行うのが基本のはずです。

 

今年は最大10連休のGWもあり、休みが取れなかったこともあるかもしれませんが現段階で他の航空会社で人手不足による欠航の報道はありません。

 

有給休暇は労働者の権利なので基本は拒否することは出来ません。会社は時季変更権と言うものがありますがジェットスターの場合は時季変更権を行使しても無理だったのかもしれません。

 

2019年は働き方改革の政策として有給休暇5日取得の義務化が施行されたこともあり、シフト制の仕事の場合は従業員の有給取得も考慮しないといけません。違反した場合は罰金が科される上に採用にも影響が出てしまいます。

 

ジェットスターが有給取得の為の欠航を決めたことで今後、他の会社も同様の理由で営業の一部停止を実施する可能性も出てきました。

 

有給休暇5日取得の義務化のために営業を一部停止してまでも法律を守ろうとすることが横行すれば利用者への影響も大きいですし、倫理的に問題があるのではないかと思います。

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