北朝鮮で臨時政府が誕生した理由と背景!拠点と今後の南北関係の影響

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政治

3月1日は韓国の独立記念日で、文大統領がどのような会見をするのか注目されていましたが、意外と穏やかでした。しかし、穏やかでなかったのが北朝鮮国内での動きです。

 

14時前の産経新聞の記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-00000561-san-kr

 

3月1日北朝鮮国内で金正恩政府に対しての抵抗勢力である臨時政府が誕生しました。この臨時政府はマレーシアで一昨年、暗殺された金正男氏の子供を保護したという団体のようですが、どこにいるのかも定かではありません。

 

北朝鮮で誕生した臨時政府ですが、このタイミングで誕生した理由とその背景・抵抗拠点となる場所についても考えていこうと思います。また、金正恩政権に対する抵抗勢力の出現により今後の南北関係への影響はどうなっていくのでしょうか?

北朝鮮で臨時政府が誕生した理由と背景!

 

臨時政府が誕生した背景には金正恩政権の国内政治に対する反発だと言えるでしょう。北朝鮮国民が苦しんでいる中で私腹を肥やしてミサイルを作っては実験している政権ですから国内情勢など気にも止めてないでしょう。

 

金正恩政権に限らず、歴代の北朝鮮政府は内部統制を敷いて北朝鮮国民を監視していたので目立つような反乱が起きなかったのでしょう。反乱分子は粛清してきた政権なので誰も反発できなくなっているような環境にあったと言えます。

 

しかし、2016年に北朝鮮が国連から制裁を受けたことで約9割もの貿易収入を失いました。9割もの収入減少は壊滅的なダメージを北朝鮮国内に与え、首都である平壌の貴族や富裕層などにも強烈な一撃を叩き込みました。9割と言うのは中国との貿易割合とほぼ同じです。

 

国全体のお金が一気に無くなったのですから金正恩政権の資金確保もままならない状態です。当然、政府の収入が減るわけですから軍隊を維持するために必要なお金が足りなくなり、その補填をするために国民に無理な税負担を強いていると言えるでしょう。

 

軍隊でも脱走者が出るなどもはやコントロールが効かなくなり始めている証拠です。脱走者が出るということは軍隊を維持するために必要なお金が足りていないということです。

 

経済制裁後はこれまで以上に取り立ても厳しくなっていたでしょうから北朝鮮国内の不満はピークに達しているでしょう。軍隊も維持できていないことを考えると北朝鮮国民の多くは生活を維持することも無理な状態である可能性が高いと予想できます。

 

このような北朝鮮の国内情勢の中で迎えた米朝首脳会談で失敗したことで経済制裁の解除が現実的に無理になったことが臨時政府の誕生を後押ししたのでしょう。会談後の金委員長の顔色を見れば、北朝鮮側の企みはトランプ大統領に打ち砕かれたと言えます。

 

米朝首脳会談の失敗は金正恩政権にとって致命的だったと言えます。この失敗により希望が絶たれたことでもはや国内の反対勢力を抑えることが出来なくなったのではないでしょうか?

臨時政府の拠点と今後の南北関係への影響は?

 

南北融和の流れもこの臨時政府の誕生によって暗雲が立ち込めました。金正恩政権としては文政権を最大限利用して外貨の獲得や支援物資を得ようと考えていたのでしょうが、この先はどうなるのでしょうか?

 

当然、韓国の文政権に対してアメリカは釘を指すでしょうから韓国も安易に金正恩政権を助けることは出来ないでしょう。もし、韓国が金正恩政権を支援するようなことをすれば国際的な信用を失い、アメリカからも完全に見捨てられるでしょう。

 

今日の文大統領の演説が穏やかで日韓の友好関係を強調するあたり、昨日の米朝首脳会談は韓国にとっても大誤算だったのではないでしょうか?予想外の結果に終わったことで日韓関係の友好を強調せざるを得なくなったと個人的に思います。

 

さて、金正恩政権に対する抵抗勢力である臨時政府はどこを拠点に抵抗活動を続けていくのでしょうか?自由朝鮮と名乗り、各国の脱北者に対して立ち上がるようにネットで掲げましたが、活動拠点は定かでありません。

 

現段階では抵抗拠点が北朝鮮国内にあるのか国外にあるのかは不明です。拠点をサイトにのせれば金正恩政権が潰しに来るでしょうから活動拠点を載せないのは当然のことです。

 

ただ、個人的に臨時政府の活動拠点は北朝鮮国内にはないと思います。北朝鮮国内に活動拠点があれば、金正恩政権に見つかるのは時間の問題です。国の隅々まで反乱分子を探すでしょうから国内に拠点を置くのは危険です。

 

北朝鮮国内から発信するよりも海外から発信する方が安全です。また、北朝鮮国内にいることは物資の補給が難しいことになるので長期戦になるほど不利です。今後、金正恩政権は検問を厳しくすることが予想されるので国内に拠点があるとは考えにくいと思います。

 

3月1日は韓国の独立記念日で日韓関係がどうなるか気になっていましたが、北朝鮮国内で内乱が発生するとは思ってもいませんでした。金正恩政権にとって反対する抵抗勢力が姿を現したことは最悪のシナリオでしょう。

 

この臨時政府をアメリカやその他の国が支援すれば、金正恩政権は完全に追い詰められます。経済制裁で北朝鮮国内の経済はボロボロ状態である以上、各国の支援を受けた臨時政府に対抗できないでしょう。

 

各国が臨時政府を支援するかどうかは不明ですが、北朝鮮の非核化を実現するための手段として臨時政府を利用しない方法はないでしょう。表面では関与していない振りをして裏で支援するかもしれません。

 

この抵抗勢力の誕生の背景には国連の経済制裁も強く影響しているのは間違いありません。北朝鮮に対する経済制裁は継続していくべきです。

 

 

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