イギリスが合意なき離脱なら経済リスク!ポンド売りで外国企業に影響

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政治

今回はイギリスの合意なき離脱による経済リスクについてです。

 

今やヨーロッパだけでなく世界中が動向に注目している英国のEU離脱案の行方ですが、メイ首相がイギリス議会での採択延期を発表したことで英ポンドが急激に売られ、急落しました。

 

個人的にメイ首相がEU離脱案の採択を延期するのは予想通りでしたが、ポンドが急激に下落したことを見るとそれだけ関心の強いことであると言えるでしょう。

 

この記事では以下の2点について考えていきます。

合意なき離脱による経済リスク

ポンド売りの可能性

イギリスのEU離脱はどうなる?

 

「もしあす投票に踏み切れば、離脱案は大差で否決される。したがって現時点で議会の分裂を助長しないよう、あすの投票を延期する。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00000009-reut-bus_allより引用

 

上記の文は今朝の記事で書かれていたメイ首相の発言です。採決をしても勝ち目がないことが明白であることから先延ばしにして、その時間で態勢を立て直そうと考えているのでしょう。

 

国民投票でイギリスのEU離脱が決まったことであるのにイギリス議会がEU離脱に猛反発するのは国民の民意を無視しているのではないかと思います。

 

僅差であるものの離脱派が残留派を上回って勝利したことが事実である以上はその結果を受け入れないといけないはずです。イギリス議会は国民投票の結果を忘れてしまっているのではないでしょうか?

 

いったい、何のための国民投票だったのでしょうか?

 

国民の民意が反映されていない議会の方針は間違っているはずです。民意を無視した行動は国民への背徳行為でしかありません。

 

EUとの離脱交渉はある程度進んだとはいえ、国内の混乱は継続したままです。イギリス議会も混乱していますが、EUも混乱しており長期化すると双方の政治や経済に影響してきます。

イギリスが合意なき離脱なら経済リスクも

 

合意なき離脱となればイギリスの国際的信用は失墜しますし、通貨のポンドも暴落することは避けられません。イギリス経済は大打撃を被り、雇用の悪化失業率の増加など国民生活と国内経済がボロボロになります。

 

そのような事態はイギリス政府としては絶対に回避しなければいけないことです。メイ首相は採決を先延ばしにしましたが、あまり時間はないうえに今の情勢が変わるとは考えにくいです。

 

採択を先延ばしにすることでイギリス国内の企業や銀行にも影響が出てくるので政府の信用は落ちていきます。

 

特にイギリスに進出している日本を含む外国企業からの信用はすでに落ちています。

 

EU離脱案の採択の延期によって合意なき離脱となれば、外国企業のイギリスからの撤退も加速していくと考えられるでしょう。

 

海外企業の撤退は雇用の喪失を意味しますし、その企業の規模が大きいほど失業者も増えます。イギリスからの企業撤退が加速すれば各地で失業者が発生し、路頭に迷う人が大勢発生します。

 

日本でも派遣切りで多くの非正規雇用者が解雇され、彼らが年末年始に路頭に迷うといった事例が2008年のリーマンショックの後に発生し、大きな社会問題となりました。

 

今年の2018年は2013年に改正労働契約法と2015年の改正労働者派遣法の影響が出る年であり、大量の派遣切りが全国で発生するのではないかと懸念されています。

 

日本で2008年のリーマンショック後に起きた派遣切りと同じようなことがイギリス国内で発生することも十分に考えられます。

 

ポンド売りならイギリスの外国企業に影響も

 

外国企業の撤退と経済衰退に伴う国内企業の業績悪化によってリストラされる人が増加することで失業者が一気に増加し、英国内は大混乱に陥る可能性があります。

 

EUとの離脱交渉はある程度進んだとはいえ、課題は山積みなので解決していません。合意なき離脱はEUとの今後の関係維持に悪影響を及ぼしますし、外交面でイギリスが不利になることもありえます。

 

かつては栄光ある孤立の大英帝国として世界に絶大な影響力を持っていた英国ですが、現在はそこまでの力はありません。本当に孤立してしまうと困るのはイギリスです。

 

合意なき離脱となると為替相場でのポンド急落で英国の信用を失い、輸出が弱くなるので経済面でも今後に悪影響が出ます。外国企業からすればイギリスに居ることはリスクの高いことであるのでイギリス国内の海外企業は撤退していきます。

 

ポンドの信用が無くなる=イギリスの信用がなくなることであり、政治経済にダブルで影響を与えてしまいます。

 

最後に

 

イギリス議会が混乱している以上、合意なき離脱を食い止めるのは非常に難しい状況です。タイムリミットの3月までにメイ首相が採決に踏み込めなければ最悪の事態に陥ります。

 

EU離脱案の採択延期はその場しのぎの時間稼ぎでしかありません。このわずかな時間でメイ首相はどこまで勢力を盛り返せるかは分かりませんが、イギリスの命運がメイ首相に掛かっているのは事実です。

 

EU離脱案が採決されない限り、英国内の企業や経済に大きな打撃を与えることは避けられません。また、今日のポンド急落のように為替相場の影響が長期に及ぶとポンドの信用がなくなります。

 

この逆境で起死回生の一撃をメイ首相は打てるのでしょうか?

 

 

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