大口病院殺人事件 逮捕された看護師の動機と介護問題

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こんばんは。今回は大口病院殺人事件について書きたいと思います。

今日のニュースでも取り上げられていたこの事件ですがどのような事件か知っているでしょうか?

今日の週刊朝日の記事です。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180710-00000092-sasahi-soci

 

この事件は2016年の9月に、横浜の大口病院で入院患者が相次いで不審な中毒死した事件です。同年の7月から2か月で48人もの入院患者が死亡するという、異常な事態でした。

表沙汰になったのが9月というだけで報道されるのがさらに遅かった場合、さらに犠牲者が増えていた可能性があると思うと恐ろしいです。

 

なぜ、入院患者を支えるはずの看護師がこのような凶行に及んだのでしょうか?

 

週刊朝日の記事で、この事件で逮捕された看護師は点滴に医療器具に用いる消毒液や医療者が使う殺菌消毒剤などを混入させ、中毒死させたと書いてあります。

 

犯行動機は「勤務中に患者が亡くなると遺族に説明しなければならず、面倒だった」と産経新聞の記事で紹介されています。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000610-san-soci

 

これが事実であるなら、あまりにも自分勝手です。

また、急激に症状が現れるように消毒液のヂアミトールを大量投与できる方法を利用し、入院患者を殺害しているあたり、計画的犯行ではないかと思います。

 

当然、許されない犯行でありますが、犯人を批判するだけでは何の解決にもなりません。なぜ、犯行が起きたのか?その当時の病院の環境について考える必要があります。

週刊朝日の記事では大口病院は療養病棟として機能していたと書いてありますが、療養病棟とは何か知っていますか?

 

療養病棟とは終末期の患者や医療依存度の高い患者などが入る病棟で大口病院はこれらの患者を受け入れていました。病院である以上、自分の勤務時間中に入院している患者が亡くなることは日常的に起こることです。精神的にも大きなダメージを受けることは免れません。

 

しかも療養病棟である場合は終末期の患者がいることもあり、勤務時間中に亡くなるということがより多くなることが考えられます。その都度、患者の家族へ説明をしないといけませんし、暴言を吐かれることもあるでしょう。

 

こういうことが続くと、容疑者の動機も分からなくはない部分もあります。今回、逮捕された容疑者が行った犯行は許されませんが、日本の介護問題について考えさせられる事件でもあります。

亡くなった患者の家族の話で他の療養病棟で断られ続け、受け入れてもらえたのが大口病院だったと週刊朝日の記事で紹介されています。横浜では具合の悪い高齢者を受け入れる療養病床が不足しているとも書かれています。

 

介護施設も介護士も足りないというのが日本の現実問題でしょう。

 

人口減少と少子高齢化が進み、介護をする人がいないという問題はどんどん深刻となっています。介護事業は給料が低く待遇が悪い上に精神的にやられることが多く、敬遠されることが多いため、人手不足が明らかです。

 

現実問題として「老老介護」という老人が老人を介護するということが当たり前のようになっています。病院で働く看護師や介護施設で働く介護士は常にメンタルが削られる環境に置かれています。

ただ、人手不足を解決するために待遇を良くしても根本的な解決には至らないでしょう。人は集まるかもしれませんが、同じ環境である以上辞めていく人の数も減りません。

 

必要なのは介護士や看護師へのメンタル面でのサポートです。現場で働く人のサポートを強化することが介護問題を解決するための最初のステップだと思います。

企業だけが頑張るのでなく、自治体や国が一丸となって介護問題に向き合わないといけません。

 

今回のような悲劇が起きた背景には介護問題の闇が隠れているのかもしれません。多くの人にとって介護問題は避けては通れない道です。今一度、介護問題について考え直さないといけません。

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